HOME
更新情報
研究資料
業績一覧
リンク
文献案内


文献案内

コータン語関係書


 なぜか最近,コータン語(中期イラン語の一種で,サカ語ともいう)が気になりだしたので,入手済もしくは入手希望図書を列挙しました。

辞典

Harold, W. Bailey, Dictionary of Khotan Saka, Cambridge, 1979.

  天才的言語学者Sir Harold Walter Baileyによる唯一不二の辞典。入手困難なのが惜しまれる(私もまだ買えてません(泣))。←約30年ぶりにリプリントがPaperbackで出ました(2011年5月に入手)。


入門書,文法書

R.E. Emmerick, A Guide to the Literature of Khotan, Second Ed., Tokyo : The International Institute for Buddhist Studies, 1992,
   コータン語文献の概説書として,至極便利な書。Baileyの後継者としてコータン学をリードしてきた著者は2001年に逝去した。

H.W.Bailey, The Culture of the Sakas in Ancient Iranian Khotan, Delmar, 1982
   コータンにおけるサカ族の文化の概説。コンパクト(本文99ページ)ながら著者の博識が伺える。

S. Konow, Primer of Khotanese Saka, Oslo, 1949.
   英語で書かれたコータン語の文法として唯一のもの。内容的にはやや古い,というものの初心者には十分か?

R.E. Emmerick, Saka Grammatical Studies, London, 1968
   上記Konowの書を補うものとして極めて重要(らしい)。


原典,翻訳,研究

H.W. Bailey, Khotanese Text I-VI, Cambridge, 1945-67.
   コータン語写本をローマ字化した一連の書。これを土台として種々の研究が生まれた。

H.W. Bailey, Khotanese Buddhist Texts, London, 1951
   仏教関係のコータン語写本をローマ字化した書。

H.W. Bailey, Sad-dharma-pundarîka-sûtra, Canberra, 1971.
   コータン語版『法華経』断片のテクスト・翻訳・研究。

M.J. Dresden, The Jâtakastava or "Praise of the Buddha's Former Births", Philadelphia, 1955.
   後期コータン語で書かれた51のジャータカの梗概。glossaryも詳しい。

J.P. Asmussen, The Khotanese Bhadracaryâdesanâ, Copenhagen, 1961.
   コータン版『普賢行願讃』を梵文と対比したテクスト・翻訳・研究。

R.E. Emmerick, The Book of Zambasta : A Khotanese Poem on Buddhism, London, 1968.
   コータン語で書かれた最大の仏教文献である『ザンバスタの書』のテクスト・翻訳・研究。コータン語の入門にもいい(らしい)。コータン独自の文献なので,彼らの仏教文化を研究する上でも重要。

R.E. Emmerick, The Khotanese Sûrangama-samâdhi-sûtra, London, 1970.
   コータン語版『首楞厳三昧経』のテクスト・翻訳・研究。

R.E. Emmerick, The Sûtra of Golden Light, being a translation of the Suvarnabhâsottamasûtra, 2nd Ed., London, 1990.
   コータン語版『金光明経』の翻訳。テクストはP.O.Skjærvøが出版する予定。

熊本裕,「西域旅行者用サンスクリット=コータン語会話練習帳」,『西南アジア研究』No.28, pp.53-82, 1988.
   本邦最高のコータン語学者による貴重な二言語文書の研究。

G. Canevascini, The Khotanese Sanghâtasûtra : A Critical Edition, Wiesbaden, 1986.
   コータン語版『僧伽托経』のテクスト・翻訳・研究。

M. Maggi, The Khotanese Karmavibhanga, Roma, 1995.
   Karmavibhangaのコータン語訳断片の研究。

M. Maggi, Pelliot Chinois 2928 : A Khotanese Love Story, Roma, 1997.
   漢文文書の裏に後期コータン語で記されていたAvadânaの研究(原典は42行)。現在の所,梵語や漢文に対応する文献は見つかっておらず,正体不明である(さぁ,探してみよう!)。

P.O.Skjærvø, Khotanese Manuscripts from Chinese Turkestan in the British Library, London, 2002.
   大英図書館に存在するコータン語写本のローマナイズと翻訳。著者25年の研究を集大成した力作(609ページ)。初公開の写本も含む。

*
Copyright (C) KOUDA Ryoshu
@Bon to sekai to.
All Rights Reserved.